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”パン”をつくる

チーズ・パン1  チーズ・パン

 お料理の先生から手ほどきをうけ、材料をこねくりまわして、オーブンから出て来た”パン”を見た。
 ー可愛いい!
 なんて、女の子のように、喜んだ。でも、すぐに四等分に切り、口にしてみた。
 美味しかった!
 生まれてはじめて”パン”を作って、それを食べたのだからね。
  自分で作ったものは、どうしてこう美味しいのであろう。
 人は手から口への生活する生き物ではない。それは、料理ができるからだ。
 「ホモ・ファーベル」でもあり、「ホモ・ルーデンス」でもある。

 料理を作ってもらい、それをただ食べているうちは、人間ではないのではないか・・・。
 食べるおコジキであるだけではないか。(すこしの経験で、偉いことを言うもんだなー)

 ”レシピ”には、じつに味わいふかいことばがでてくる。
 あたりまえではないか。味をよくする工夫の匠のわざが、そこに込められているのだから、ネ。
 ”湯どおし”なんて、じつにいいね。
 ちょっとした工程をくぐらせるのと、そうでないのとでは、ひと味もふた味もちがってしまうのである。

 先夕、”スパゲティー・ミートソース”なるものを、作った。これは、若く貧しい頃、彼女とレストランで同じテーブルのこちらとむこうで、一緒に食べた甘・苦い想い出の一品であった。これは、内緒。

 フライパンにバターとオリーブ油とニンニクをみじんに切って入れて炒める。そこへ牛肉のヒキ肉を混ぜてを熱してやる。かたや、お鍋にオリーブ油をひき、玉葱、ニンジン、セロリのみじん切りを入れて7分ほど炒める。そこへフライパンのものを、さきほどの鍋にぶち込む、いや、そっと混ぜてやり、缶入りの水煮トマト、ガラスープ、オルガノをふりかけ、さらに、25分ほど煮込む。味見して、薄ければそれに、さらに、ケチャップと砂糖を少々加え、味付けをする。別鍋にパスタをほぐして7分茹でてそれを皿に盛り、お鍋のミートソースをかけて完了である。
  ”オルガノ”なる調味料は意外に高価であまり使うことがないそうだが、これを加味するとしないとでは、雲泥のちがいが出てくることを配慮したい。なんにしろ、監督官が背後で鋭い目を光らせていることを、斟酌願いたい。

 あいや、”チーズ・パン”のことを書くはずであったが、忘れてしまった。
 教室では、男は私ひとり、後はみなおばさんたち、エプロン姿で茫然と突っ立っている私をみかねて、先生がほとんどやってくれたため、ほんとうのはなし、なにをどうしたのか、覚えがないのです。

 というわけで、書きたくても、できなかったのであります。
 すいません。



プロフィール

masuryuu

Author:masuryuu
仮に「異邦人」としておく。あられもない空想から、科学的「真実」まで、詩、小説、歴史、哲学、政治、経済、趣味等、この世の人事、出来事、万般に、興味を寄せる者の総称とします。

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