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金沢の温泉旅行

 金沢の方面へ家人と小旅行をした。旅行は行く前の弾む気持ちと、帰ってからの現地で撮った写真の整理をしながら、再度の追体験の回想に魅力があるようだ。この回想で印象ははっきりと心に残り、そうしたことでもしないと、映画と同じように記憶はまたたくまに消えてしまうらしい。
 新幹線で上田まで行き、旅行会社のバスに乗り、金沢の茶屋街を眺めてから、兼六園を散歩した後、箔座で黄金の茶室を見学して山城温泉の旅館に泊まった。二日目は、山中温泉街にある九谷焼きの店を訪れ、その後、鶴仙峡を散策して永平寺の門前町を見て回り、雨の東尋坊へ行き、一泊して温泉旅館へ帰った。三日目は手取渓谷を眺め、雪の降る世界遺産である白川郷から飛騨高山を回って、上田から北陸新幹線の乗り帰途への旅であった。
 慌ただしいといえばその通りであり、初日はめまいでふらふらとして、むかし子供を連れての家族旅行で、夏の暑い日に歩いた兼六園は、団体について行くのがようやくという案配であった。さすが温泉に漬かった翌日は元気を回復した。九谷焼きの店では、徳利とお猪口一式の高い買い物を、家人に気取られぬように済ますことができたのがなによりであった。
 印象に残ったのは雪の白河郷と飛騨高山、それに東尋坊であった。東尋坊は二十代の初めに、一人でバスに揺られて来たところで、かすかに昔の胸の痛みに堪えかねたか、一人で岩の先端まで行き断崖をのぞいた自分が、まるで他人事のように風景の中に、小さく甦った。こんな遠いところまで来たについては、よほど思いつめたことがあったのだろうが、もう思い出すよすがもない。あとは永平寺で、ここは座禅の修行道場とのことで、若い修行僧は見るからに峻厳そのもののであった。私の座禅は30代の後半から40代の十年間が山場であった。そのときの老師は三島の 龍 澤寺の和尚となている。帰途に乗った北陸新幹線はやはり快適だったことをつけ加えておきたい。
 記念に幾枚か写真を載せておくことにしよう。
 


2東茶屋街 (2) 東茶屋街
1鶴仙峡近傍 鶴仙峡(芭蕉の道)
1鶴仙峡 こおろぎ橋
2白川郷 白川郷
DSC04630.jpg 東尋坊
DSC04621.jpg 永平寺
DSC04729.jpg 九谷焼き


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masuryuu

Author:masuryuu
仮に「異邦人」としておく。あられもない空想から、科学的「真実」まで、詩、小説、歴史、哲学、政治、経済、趣味等、この世の人事、出来事、万般に、興味を寄せる者の総称とします。

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