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アナログ原人のつぶやき

 台東区に鳥越という小さな町がある。回國雑記によれば、日本武尊が東夷征伐の折り、この地にしばし立ち寄ったその御徳を奉じて、白鳥神社を祀ったことから、別名「白鳥神社」ともいわれる。古墳からは、蕨手太刀(わらびてのたち)が出土したとのこと。また、「とんど焼き」の正月行事に時折、テレビに紹介されることがある。
 私がこの下町に住むようになったのは、妻の最初の出産が旧永寿病院であり、実家の所有する一軒家が路地裏に空き家であっったことから、郊外の大宮から引っ越して来たからだ。それから、30余年が経過した。初めは、なにしろ、ものめずらしかったのである。
 永井荷風は麻布の高台に洋館(「偏奇館」と称した)を持ちながら、傘を杖に、自身の陋巷趣味と探墓癖から下町散策を、日課のように楽しんだようだ。「つゆのあとさき」や「日陰の花」などという、名作、佳作は、こうした散策から生まれ、成島柳北などという江戸から明治を生きた、反時代的な文人たちを畏敬し、後生に残したのは荷風の功績であろう。

 さて、ところで、下町の家並みに見かけるものが、下の写真のような、ちいさな鉢植えの花たちである。

下町の花々(夢の女)

 私の友人には、アナログ原人が多いのだが、特には、デジタル狂人もいないこともない。それはともあれ、これから、私もデジタルの写真機ぐらい持って、下町の鉢植えの花々を、愛でていきたいと思っている。
 因みに、この写真は私が撮ったのだが、それをブログにのせることができなかった。仕方なくフランスに住む娘にやってもらった一枚である。
 愛することはできるが、その「実行」は還暦をすぎた、前期高齢者にはなかなか難しいことなのだ・・・・。
 こんなことをつぶやいていると、私が夜眠るまえに読むフランスの小咄にどこか似てくるので、今回はこのへんにしておこうか・・・・。


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Author:masuryuu
仮に「異邦人」としておく。あられもない空想から、科学的「真実」まで、詩、小説、歴史、哲学、政治、経済、趣味等、この世の人事、出来事、万般に、興味を寄せる者の総称とします。

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